続・配当利回りに注目した戦略(DIV_YIELD) システムトレードうんちく 2014年12月31日 配信で配当利回りに注目した戦略(DIV_YIELD)をもう少し掘り下げていきました。配信履歴はこちらRでシストレ!具体的には、ポジションを毎日取るようにして私が期待してるファクターからのリターンをもっと強く効かせようとしました。結果はこちら。(少しPLの解釈がおかしくなっています)実際に運用するときは毎日数銘柄を売買することになるので、比較的継続するのは大変です。(ポートフォリオ管理、サイン出し、実際の執行など)手数料を片道で0.001%考慮して、年率15%程度出ていそうですが、やはり問題は直近2年です。戦略を評価すると、直近2年で、配当プレーなどのオーソドックスな戦略に大きな影響を及ぼしたであろうイベントで思い当たるのは2つ。「アベノミクス」「スマートベータ」です。-----------------------------------------------------------スマートベータがよくわからない人のために。スマートベータとは・・・いわゆるいままでの伝統的なTOPIX連動型の運用よりも、もっと収益機会の多いものに投資しましょう。というイメージの行動の総称だと思っておけばよいです。最近で一番顕著なのはJPX日経400のインデックス連動の運用の仕方です。GIPIFなんかがJPX日経400をベンチマークにすると言っていますね。要するにもっと儲かる(儲かりそうに見える)とこに投資しましょう祭りのことです。-----------------------------------------------------------特にこの戦略は2013年の3月に損益が悪化している点と、2013年の4月~7月の間は利益が出ないまでも収益は悪化していないとこを見ると、どちかかというと「アベノミクス」よりも「スマートベータ」の影響のほうが強いのかも知れません。いままで高配当に注目していたβ運用の人たちが、今度はJPX日経400に乗り換えるために高ROE銘柄に買いを入れて、高配当銘柄を手放したような動きが想像できるかな?という感じです。逆にアベノミクスの影響をマイナスに喰らう戦略の場合は主に2013年4月と、6~7月あたりの収益が悪化することが多いです。というわけで、これはスマートベータについてもっと調べてみないことには、これからこの戦略を使って儲かるんですか?という予想は立てにくいと判断しました。近日中にいろいろスマートベータについて近くの人にお伺いを立ててみようと思っています(笑まあ配当っていう割としっかりしたファクターにベットしてる分、それなりにワークするのかなぁとは思っていますが。大晦日に調べた戦略は実際使える戦略であってほしかったなぁ(涙 PR