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私から見るマーケットの姿

基本デイトレ。システムで本来出るはずだった損を裁量で防ぐスタイルのシステム売買を目指し、たまに記事を更新してます。

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実運用しているストラテジーのウォークフォワードテストPL公開(5つ)

システムトレードを目指す人なら基本的に誰もが通る通過点であろうものが1つあります。それは

●「他人が実際実運用しているシステムはどの程度の収益の出方をするんだろうか?」

ということです。


私自身が昔、様々な人のブログを見ていて様々な収益曲線を見てきた中で、上記の疑問をすごく感じていたので

今回は私がこの記事で実際に実運用してるストラテジーのPLを公開しようと思います
(ストラテジーの中身については言及しません)

●まず、簡単に実運用に必要な検証の仕方は?ということから。

A, 基本的に現物のストラテジーは多数銘柄を扱うストラテジーのウォークフォワードテスト。先物はマルチファクターモデル。シングルファクターモデルに頼るなら感覚が大事で、先物のウォークフォワードテストはあまり意味があるとは思わない。

・「多数銘柄を扱う」のは現物の1つ1つに目を向けて儲けようとするのではなく、1つの銘柄群(ユニバース)を作って儲けようということです。

1つ1つの銘柄に目を向けると検証作業で恣意的なPLを出しやすい(本人も気づかず恣意的なPLになることも良くある)ですが、○○な値動きをしている銘柄群などという括りで検証すると、多少恣意的なPLになりにくいです。

・「ウォークフォワードテストをする」のは、実際に運用する際に過去の検証をそのまま実運用に繋げやすいからです。

ウォークフォワードテストに関してはここの説明がわかりやすいので是非、ご一読を。
http://excelvba-systemtrade.blog.jp/archives/cat_398286.html
(参考URL:エクセルVBAによるシステムトレードソフトの作り方 第7章)


※個人的には、バックテストとフォワードテストの差を確認するのではなく、フォワードテストのPLだけをつなげた収益曲線の年率(1トレードあたりの期待値)、シャープレシオ、取り扱い銘柄数を気にしています。PF、MDDなどは基本的にシャープレシオに内包され、実運用に一番精神的に安定を与えてくれているのがシャープレシオ評価です。
(シャープレシオのなかでも勝ったときは標準偏差計算に入れないなどいろいろありますが、その辺は割愛)



●重要指標の解説


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年率・・・トータルでいくら儲かるか?の指標。当たり前ですが高ければ高いほどいい。10%あれば合格。5%程度でも場合によっては可。


シャープレシオ・・・どれだけ安定しているか?の指標。年率シャープレシオの数値を使っています。基本的には高ければ高いほど良い。計算式は 100 * sqrt(252) * sd(ウォークフォワードテストの毎日のPL)。sdは標準偏差。エクセルでいうstdev。2あればまあまあというイメージ。3あると良い。


取り扱い銘柄数・・・このストラテジーはどのくらいの潜在能力があるか?の指標。多ければ多いほど潜在能力が高い。この指標はネットで気にする人が少ない。どれだけの銘柄を売買候補に入れたか?ではなく、実際何銘柄を毎日売買に使用したか?です。

取り扱い銘柄数が多いストラテジーは、1ストラテジー1億(1千万)で設計した後も上手くいけば2億3億(2千万3千万)と枠を拡大していけます。逆に取扱銘柄数が少ないストラテジーはこれができないことが多く(執行コストの問題)、絶対収益で考えた場合ストラテジーの上限が浅いです。見落としがちですが重要な指標

基本的には、高シャープレシオは低年率と思っておけばいいです。取り扱う銘柄数はシステムによってバラバラ。

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●それでは下記に載せて置くので参考にしてください。

すべて現在実運用しているストラテジーの一部です。(各ストラテジーの取扱銘柄数は非公開)
おそらくですが、私は安定度重視するタイプです。
(2010~2014年で当たり前ですが単利計算、レバレッジ1倍

●STRATEGY-A (年率13.5%、年率シャープレシオ6.85)

   

●STRATEGY-B(年率11%、年率シャープレシオ2.3)



 

●STRATEGY-C(年率16%、年率シャープレシオ2.9)

 

●STRATEGY-D(年率3.5%、年率シャープレシオ2.08)
 

●STRATEGY-E( 年率9.65%、年率シャープレシオ7.11)

 



STRATEGY-Cがエースですね。(年率が高くて、シャープレシオが高め)
STRATEGY-Dはできるなら改善したいですが、これが現実。
1つのSTRATEGY(戦略)を改善するのは難しいものです。

上記5つだと基本的にSTRATEGY-Cの収支のブレが大きく、他のSTRATEGY(A,B,D,E)でSTRATEGY-Cの底上げ&カバーをするという感じになります。

STRATEGYは他にもいろいろありますが、だいたい↑の一覧の付随のようなPLになってることが多い気がします。(やっぱり割合的にはSTRATEGY-Dみたいなのが多いですよ!)

基本的に月ベースでマイナスを出すことがNGな世界なので、上記くらいのストラテジーで運用しています。
月ベースで見ると上記のシステムくらいを10個くらい回せばそれなりの確率でプラスになると思っておけばいいくらいです。
日ベースでは勝率70%弱くらいかな?

年ベースで考えるならば、もうちょっと不安定な戦略で年率重視のストラテジーでもいいのでは。

他のシステムトレーダーの戦略キニナル病、システムトレードを目指そうかな?と思っている人にご参考になればと思った記事でした。




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11/20 感想

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●寄り前に注目していた点
特になし
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 ●寄付後の行動
プログラムトレード

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(内訳)
プログラムトレード・・・実需狙いプラス、仮需狙いプラス。トータルプラス。

・良かったトレード( 4661-9009ペアトレード )
前場4661-9009の値上がり差が広がったときに逆張り同士のペアトレードでIN、その後値上がり差のサヤが縮まってプラス。

・悪かったトレード( 151.555/OD 後場TOPIX )
後場最後のTOPIXが先物の上昇を売りで食らう。トヨタが上がりだしたとこでTOPIX損切りしていればというとこ。

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 ●まとめ

・前場
「 TOPIXは寄ってすぐ下落、この落ち方でこの感じは怖いな。。という位置で下げ止まり。ゆっくり切り返す 」
あの位置買いにいくのはかなり怖いよ。というとこで下げ止まり。あれは買いでそのあと取れた人いないのでは?

・後場
「 TOPIXは寄ってから急に買いが来るも下げる。引け際に強烈な買い 」
寄ってすぐと、引け前に強烈に買われた感じの後場。特に引け際の買い方はすさまじい感じでした。

・1日取扱い銘柄
141銘柄 
 
・1日トータル

+0.08%(プログラム完全依存は+0.04%
(最大利益銘柄 5726 大阪チタニウム )
(最大損失銘柄 5727 東邦チタニウム )
先日と同じ

先物は除く
売買代金は約17億


引け際の上昇を買えていたかどうかでかなり収益が変わったんではないでしょうか?
あの時間のあの上昇の感じだと、どの銘柄もだいたい上がったと思うので買ってたら期待値大だったはず。
他は、後場始まったときの急上昇を逆張りの売りで勝負に行けたか?あたりでしょうか。
前場のTOPIXの落ちたとこ、あれは多分買えないです。



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11/19 感想

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●寄り前に注目していた点
本日、金融政策決定会合day2(予想は現状維持)
日経平均2万円いきそう(思惑売買が入りそう)
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 ●寄付後の行動
プログラムトレード

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(内訳)
プログラムトレード・・・実需狙い0、仮需狙いプラス。トータルプラス。

・良かったトレード( 特になし )

・悪かったトレード( 特に無し )


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 ●まとめ

・前場
「 前場休んでたので、特に感想なし 」

・後場
「 現状維持でちょっと売られてちょっと戻してからのズドンと下。投げ切ったあとは全値戻し 」
前回、前々回の金融政策決定会合のときのように、現状維持が出た瞬間に下にいってその後すぐ戻すという動きが消えたっぽいですね。今回も結局下いって戻してでしたが、動きの質が変わった感じでした。

・1日取扱い銘柄
35銘柄 
 
・1日トータル

+0.01%(プログラム完全依存は+0.00%
(最大利益銘柄 5727 大阪チタニウム )
(最大損失銘柄 8439 東京センチュリーリース )
先日と同じ

先物は除く
売買代金は約5億


前場休んでると、1日の流れがわからなくなるので特にやることなくなるね。
まあ今日の前場はちょっと特殊状況だと思い自分から休暇とったので自分のせいですが。

特殊状況=
政策決定会合2日目ということ・・・思惑売買が多い。
日経平均2万円に久々に到達しそうな日になった・・・思惑売買が多い

特に日経平均が2万円に初めて届きそうになってるときなので、変な思惑売買で恣意的な価格形成がされる可能性があるのが嫌だなと思っていました。



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11/18 感想

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●寄り前に注目していた点
本日、郵政2社のMSCI組み入れ日
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 ●寄付後の行動
プログラムトレード

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(内訳)
プログラムトレード・・・実需狙いプラス、仮需狙いプラス。トータルプラス。

・良かったトレード( 8766売り+7203買い(時間差) )
前場から7203トヨタを買いながら、後場8766東京海上の決算が悪いのを見て売りでIN。結果的にロングショートの形に。両方共成功してプラスに。大型銘柄同士のロングショートでした。

・悪かったトレード( 特に無し )
悪いトレード特になしは久々。

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 ●まとめ

・前場
「 先物はドスンと下落したとこが一旦の底値 」
9:30くらい?にドスンと一発のでかい売りが先物に出たとこが一旦の底値でそこから反発の局面に。ちょうど先物を売っておりドスンに合わせて半分強決済でしたのでラッキーでした。

・後場
「 先物はずるずる売られる展開。直近の上げを考えると短期の天井っぽい? 」
金融政策決定会合が意識されてか?後場はずるずると弱い展開。ここ最近上げまくってた反動で短期の天井きたんでしょうか?(これを書いてる間にもESは上げてますが)

・1日取扱い銘柄
139銘柄 
 
・1日トータル

+0.12%(プログラム完全依存は+0.05%
(最大利益銘柄 8766 東京海上(決算プレー込み) )
(最大損失銘柄 8905 イオンモール )
先日と同じ

先物は除く
売買代金は約20億


久々に綺麗にプログラムに対して勝ったねという日。
普通は最初負けてて、なんだかんだやってたらいつの間にかプログラムに対して勝ってたというパターンが多いんですが、今日はじりじりプログラムの利益を引き離していった感じでした。

そろそろ11月も終わりが見えてくるくらいになってきてるので、大負けをしない+コツコツ取るで最後までいきたいです。



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相場と怒り

久々に怒りに任せただけのトレードをしてしまったので、自戒の意味も込めて「相場と怒り」についてでも書こうかなと。

相場で怒りを感じるのはどんなときでしょうか?

自分がほぼ起こらないだろうと思っていたような、または想定もできなかったような理不尽な値動きをしたときじゃないでしょうか。

そんなとき(特に短期トレーダー)は、マウスの線をぶちっと引きちぎりモニター画面の真ん中に拳を叩きつけひび割れた画面に対して「なんぼのもんじゃい」と言いたい、そんな気分になること多々だと思います(笑

そんな相場をやる際にやっかいな「怒り」という感情。
そもそも論として相場で怒りを感じることはどうなのか?というとこから。

これは肯定、否定どちらもあると思いますが、個人的には肯定派。

特に短期トレードの世界では、割りと怒りを感じやすい人のほうが向いてる気がしています。
怒り狂うという意味ではなく、どちらかと言うと静かに内なる怒りをメラメラと感じてるタイプ。

怒りというのは闘争心の現れとも取れ、この闘争心の多さが短期トレードの成否には重要だという認識。
それでは怒りを感じたあとにどうすればいいのでしょうか。
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NGなパターンは、感情と行動が一致してしまうこと。
つまり怒りを感じると、怒りに任せてトレードしてしまうことだという印象。
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ではどんな姿が理想なのかと言うと、

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怒りを感じながらも、場中では、まるで高級バーのマスターのように感情を態度に出さない姿勢を取り、
場が引けた後には、まるで閉店後バーのマスターがやっと自身の感情を取り戻すように、自分の心にメラメラと火をつけたまま相場研究に勤しむ。
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そんな姿が理想だなと。
かくありたいなと。
1日終わるときには何か新しい知識を見つけ、昨日の自分に対して「なんぼのもんじゃい」と言いたいなと。

相場の値動きを完全に捉えることは不可能で、それならば理不尽な値動きから怒りを感じることはこれからも多々あるはずで。

いつか来るその時は前回よりも理想の行動ができたなといえるよう日頃から備えておきたいですね。


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11/17 感想

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●寄り前に注目していた点
本日、郵政2社のMSCI組み入れ日
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 ●寄付後の行動
プログラムトレード

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(内訳)
プログラムトレード・・・実需狙いプラス、仮需狙いマイナス。トータルプラス。

・良かったトレード( 特になし )

・悪かったトレード( 6178郵政 前場MSCI狙い )
6178郵政が前場、前日比でプラス圏で推移してるときに、引けのMSCIを意識して買いIN。その後急落を直撃レベルで被弾。1860円くらいで投げました。完全に失敗。マイナス。怒り狂って最後大引け前に無理やり買いに行ってお願い上で引けてと、お願いトレードしたら上手くいってトントンになりました。
↑何回もやったら確実に死がくるパターンの売買。

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 ●まとめ

・前場
「 先物は寄ってすぐ下に行くも底堅く、前引けでは高い。 」
寄ってからすぐ下がるのはいつもの展開という感じ。が、しかしその後TOPIX先物は上昇+6178は下落。私のポジションは先物売り+6178買いだったため途中で被害甚大。前場死んでました。6178郵政まさかのほぼ安値投げで怒り狂って昼飯食べられませんでした。(6178買いのINが甘かっただけに後悔がでかかった)

・後場
「 先物はレンジの展開から、最後はだけ下 」
後場は先物なんとなく売られてる?と思ったより落ちないを繰り返しながらレンジの展開で、最後の20分だけしっかり下に動いたねという感じ。6178は引けで高い。後場はTOPIX先物売り+6178買い(前場投げてから随分上がったとこで再構築)のポジションで、このおかげで前場のマイナス取り返せたという感じでした。

・1日取扱い銘柄
132銘柄 
 
・1日トータル

+0.02%(プログラム完全依存は+0.01%
(最大利益銘柄 6201 トヨタ織機 )
(最大損失銘柄 4612 日本ペイント )
先日と同じ

先物は除く
売買代金は約17億


6178郵政のMSCI組み入れ狙いを怒り狂ってやったおかげで奇跡のプラスで終われた日。
こんなことやってるようじゃ未来はないですわ。
相場でトレードしていくのに怒りの感情は必要だと思ってますが、そこにすべてを任せてポジションを取りに行くのはNG。

怒りを感じたときに現時点で正解だと思う行動は、怒りを認識しながら、過去自分が同等の怒りを感じたときにはその後の自分の損益はどうだったか?リスクをどう取る傾向があるか?を思い出してリスクを調整に行く。という行動。

相場で怒りを感じるのは裏を返せばそれだけ真剣にやってるということだと思うので別に悪いことではない気がするんだよね。ただ怒りに任せてその後の行動をめちゃくちゃにやるのがNGなだけ。切り分けましょうよというスタンス。



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11/16 感想

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●寄り前に注目していた点
フランスのテロの影響でCMEが更に安い?
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 ●寄付後の行動
プログラムトレード

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(内訳)
プログラムトレード・・・実需狙いプラス、仮需狙いプラス。トータルプラス。

・良かったトレード( 1605-8058ペアトレード )
日中に1605と8058の値上がり差が広がったなと思ったとこで1605売り+8058買いの逆張りペアトレード。その後、値上がり差が縮まって成功。プラス。

・悪かったトレード( 151.555/OD TOPIX先物 )
前場、寄りにひよって多少抑えて買いポジションを取る。その後上昇したのでプラスはプラスになるが、ロットを抑えた分撮り損ねが出て実質マイナス。

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 ●まとめ

・前場
「 寄ってからはすぐに上。強烈な買い買い買い 」
寄ってからすぐにもう買い買い買い。展開。テロの影響でちょっと下に投げてくる人(機関投資家)がいるかも?と思った自分がアホらしくなるくらい買い一辺倒でした。

・後場
「 後場は上下上下でレンジ 」
後場はもう閑散だね、という感じ。それ以外特に印象なし。4661OLCが前場からだいぶ売り込まれていて後場どうなるかな?と思ってみてましたが、後場になるとちょっと下にいったものの値段戻してました。

・1日取扱い銘柄
139銘柄 
 
・1日トータル

+0.16%(プログラム完全依存は+0.17%
(最大利益銘柄 メモ忘れ )
(最大損失銘柄 メモ忘れ )
先日と同じ

先物は除く
売買代金は約17億


テロで余分に売られた値段は全部買いだったね。という感じの1日になりました。
現在のイブニングナイトセッション(20:25分なぅ)でTOPIXが先物はもう今日の終値超えてきてるんでテロの影響は0と言っても差し支えないレベルになってますね。





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